モデルの種類を選ぼう(2D・3D)
さて、現実的にどうしていいかについて考えていきます。
実際に自分がなりたいモデルの種類を選びます。
2Dモデル
ほとんどのVtuber(大手以外)はこのタイプだと思います。Live2Dという技術を用いて一枚絵が立体的に動いているように見える技術を使用しています。基本的に参入コストが低く、手間もかからないので一般的になりつつあります。
といった感じです。実際の2次絵の細かなタッチまでそのまま動きますので非常に尊いです。
ホロライブのみなさんとかも基本的には2Dから始まって、一定の人気を博すと3Dの体を与えられたりします。個人的には2Dモデルのほうが好き。
例えば、界隈で超有名な兎鞠まりさんも初めは2Dでした。(その後3Dを受肉する)
使用ソフト
2Dモデルを作って動かすにはこんなツール。
・キャラを書いて編集するためのお絵かきツール
これが下ごしらえの基本、photoshopやCLIP STUDIO PAINTが有名です。レイヤー管理できればOK。
・Live2D Cubism
これは必須、有料ですが無料トライアル期間もありますので期間内に気合で作る!
・Facerig
これも必須、これでもって顔をトラッキングして動かします。有料です。
今回は元絵を外注します(重要)ので絵が描けなくてもいいですが、編集ソフトは必要です。
3Dモデル
本来はこちらがvtuberとしては正統な流れになるのでしょうか。ミライアカリなどはまさにそれ。
3Dモデルなどは歌やダンスのライブをしたり色々な企画に参加できます。ゲーム配信などに頼らずとも自分自身の体でいろいろ表現やネタが可能です。
先ほどと同じ兎鞠まりさんです。上のやつと比べてみると2D→3Dの流れが分かると思います。
上記しましたが3Dモデルはガチるとイニシャルコストがめっちゃかかります。(プロに外注で数十万から数百万とか聞きます)レーベルに所属して人気配信者になればそのコストもペイできそうですが。もちろん体を操作するにはモーションキャプチャーの機材も必要です。
ちなみに、自分でやろうと思えばVroidなどのソフトでモデリングもできはします。(根性がいります、下記)
使用ソフト
3Dの場合は2Dとツールが違います。
・Vroid
3Dモデルを直感的に作れるそうです。3D独特の操作感に慣れが必要。3DMMOのキャラクリを永遠やれる人向け。もしかするとがっつり作りこむにはある程度のPCスペックがいるかも(未検証)
・3tene
作ったモデルを読み込ませて動かしたり、表情やポーズをつけて演出できます。トラッキングして表情を動かしたり、モーションキャプチャーで体を動かしたり、そういった役割を担うソフトです。
さて、ということで。
声を当てる覚悟(ボイチェンという地獄)
さて、ある意味本題です。
これがまさに醍醐味!これを避けてはバ美肉は通れぬ!でも修羅の道!
声質によりソフトウェアの向き不向きがあるので、とりあえず有名どころのボイスチェンジャーは全部試してみましょう!
折れない心が必要デス
有名なボイチェンソフト
恋声
超有名どころなので一度はみんな触る王道。大手バ美肉さん達も使用しているケースが多い。けど自分の声には合わなかった・・。掠れの強い声や喉の締まった声だとうまく変換してくれないみたいです。元の声質次第ですが、元気いい子に適性があれば使いこなせるかも。遅延があるので少し使いづらい。とりあえずこれを使ってうまくいかなければ他に移ってみよう。バ美声
低遅延、シンプルで使いやすい、そして初心者がやりがちなブレス多め喉閉めすぎの声でもスゴクそれっぽく変換してくれる。ふうがは今これを使ってます。アプデでさらに設定項目が増えて楽しい。とりあえず今の一押しです。現在は無償で使うことができます。crownfish voicechenger
海外産にもいろいろあります。導入に少しクセがありますが、VSTホストとして使えるので色々なプラグインみたいなを足していけます。よくわからないのですがDAW経験者の方などは親しみ深いかも。チェンジャー自体はピッチのみの調整だけど驚くほどそれっぽく変換できて◎、遅延も少なく、いつかはもっと使いこなしてみたい。もしであれば、ググりながら使ってみてください。その他ハードウェアボイスチェンジャー(VT-4など)
バ美声界の重鎮マグロナ様の代名詞。ハードウェアVCなので超低遅延(というか遅延なし?)。もちろんこれが導入できればいいのだけど、素人には参入障壁が少したかい・・。でもほしい。こちらが参考になります。このマグロナ様は2Dモデルですね(かわいい)。
バ美声に大事なのは実は自身のスキル
これ、意外と知られてないというか「そんなこと知ってるわけないだろ」って言われそうですが、ボイチェンソフト自体はただ掛けても犯罪者とかがテレビで声隠してるアレになるだけです。初見ではほんと絶望を味わいます。
マジ何やってるの自分・・って気持ちに
声質の部分でフォルマントというのがあるのですが、これを自分の喉側である程度調整できるようにならないと人工的な違和感がどうしてもでます。動画講座とかを見ると分かりますが基本は「ボイチェンは添えるだけ・・」のようです。
正直、バ美声の道は一日にしてならず、発声練習や喉のトレーニング、メラニー法の勉強など実は隠れた努力が必要な分野です。しかも、自分の声を延々聴きながらそのヘボさに打ちひしがれる日々に耐える胆力が必要・・。昔個人でラジオ配信しようとして録音した自分の声を聴いて絶望した人は多かろうと思いますが、まさしく、それと対峙する事となります。両声類と呼ばれる人たちの凄さが分かりました。
これは実際のボイチェンの章でまた詳しく書きます。
じゃあ始めよう!
さて、ざっくり流して説明しましたがどうでしたでしょうか。今回は以下の要件で進めています。
ここまで決められればあとはやるだけ!元絵の外注の仕方やモデリングのやり方も次号以降で記事にしていきます。ちょっとした編集技術はいりますが基本は根気があれば技術は要らないっていう流れにしていく予定です。おそらく簡単にVtuberデビューする道筋としてはかなりの最短ルートだと思いますのでもし有志の方はぜひ参考にしてください。
こんなキャラができるよー。
いきなり現れた新キャラ・・。