エアでお届けするガジェットレビュー第一弾は、アクティブノイズキャンセルを始めとした高機能TWSなのに低価格で人気のAnkerSoundcore LibertyAir2Proをご紹介しますよ。
エア・・だと・・。
SoundcoreLibertyAir2Proとは
ちょっと名前が長いような気がしますが、SoundcoreLibertyAir2ProとはAnkerという所が販売している完全ワイヤレスイヤホンです。
完全ワイヤレスというのは無線イヤホンのなかでも右と左を繋ぐワイヤーすらないタイプのヤツです。少し前まではワイヤレスイヤホンのメインストリームは左右が繋がっているタイプでした。
繋がっているタイプは真ん中の部分にバッテリーやアンテナなどが入れられますのでバッテリー持続時間で有利だったり、左右が有線でつながっている為右だけが途切れる、とか左だけ途切れるということは基本的にはありません。
完全ワイヤレスイヤホンは右と左も無線でつなげている為片方だけ途切れるといったトラブルが割とメジャーです(最近はだいぶ改善されてきているようです)。
ですが完全ワイヤレスイヤホンの耳に付けた時の軽さや見た目のスマートさ、持ち運びのしやすさ、ケースから出してすぐONという使い勝手の良さなど、楽しめる要素が満載です。
既にワイヤレスイヤホンの主流はこちらに移りつつありますね。
というわけで、今ホットな界隈であるワイヤレスイヤホンですが中国製の格安品が乱造されてしまっておりAmazonで探そうとすると高確率で「令和最新版」みたいなパチモンを掴まされます。
中華ガジェットはこれはこれで楽しい世界なので全否定はしませんが、とりあえず分からない人は避けたほうが無難。
スペック
まずはメーカー発表スペックをご紹介します。
タイプ | 完全ワイヤレスイヤホン(TWS) |
通信方式 | Bluetooth 5.0 |
Bluetooth プロファイル | A2DP, AVRCP, HFP, HSP |
対応コーデック | SBC / AAC |
重さ | 約62g (充電ケース含む) |
充電端子 | USB Type-C |
再生可能時間 | ノイズキャンセリングモード:最大6時間 (イヤホン本体のみ) / 最大21時間 (充電ケース使用時) |
形態としてはTWS(まったく線のないタイプの無線イヤホン)です。特徴してアクティブなノイズキャンセルを搭載しています。
これは外の騒音をイヤホン内のマイクで分析して雑音を除去するタイプのノイズキャンセルです。
中華イヤホンがよく謳う「ノイズキャンセル搭載」というのはパッシブノイズキャンセルである場合もあり注意が必要です。パッシブというのは要するに「イヤホン本体(とイヤーピース)で耳を塞いでいるからノイズが減るでしょ」というものです。
言いたいことは間違ってないですが、アクティブとパッシブではそもそもまったくの別モノになりますのでご注意ください。
外音を取り込み、分析して打ち消す周波数を発することで能動的にノイズを打ち消す
・パッシブノイズキャンセル
ただ単に耳を密閉することで受動的にノイズを防ぐ(イヤホン本体によるの遮音性が高いという意味でもある)
よくCMで見かける「オンにすると、スッと世界が無音になる」系のノイズキャンセルはアクティブノイズキャンセルの類である。という感じで考えてもらえればいいと思います。
もちろんアクティブのほうが技術的にも難度が高いですし、価格も効果になります。
強すぎると耳への圧迫感があり、それが苦手という人もいますが電車や飛行機などではもはや必須レベルで快適な機能です。外界から遮断された感じがあって、落ち着きます。
おすすめポイント
何はともあれアクティブノイズキャンセル
イヤホンでもヘッドホンでもスピーカーでもそうですが、ある程度の水準に達していれば音質の良い悪いというのは完全に個人の主観というか嗜好の世界になります。
文字上であれこれ言っても無意味なのでここではあまり触れません。
ただ、オーディオ系のメーカーはややウェットで温度感のある音質、家電メーカーやガジェット屋は比較的ドライでモニターライク、もしくはややドンシャリになりやすい傾向にあります。
各メーカー毎に音作りの特徴はありますので、気になる方は同メーカーの他の商品レビューなどを読み比べると方向性が見えてくるかも知れません。
話が逸れましたが、音質で比較しないとなればどこで差別化するのかとなればまず一番に来るのがノイズキャンセルだと思います。
前述の通りノイズキャンセルにはアクティブとパッシブがあり、前者は高単価になりやすいというお話をしました。
今回のSoundcoreLibertyAir2Proはアクティブノイズキャンセルを搭載したTWSで買いやすい価格帯に抑えている、というのが最大の売りポイントだと考えています。
外での装着や電車などの公共交通機関を使用する場合、その効果が如実に体感できてコスパ良き。
外音取り込みや装着感テストなど機能満載
あんまり細かい機能に興味ない人も、ガジェット大好き人間も納得の高機能です。ノイズキャンセルの種類を選択できたり、専用アプリによるイコライジング、さらにはHearIDという機能で耳に合わせた自動イコライジングまでしてくれます。これはそそる・・・。
公式より引用
他にもノイズリダクション付きの6つのマイクで高音質の会話が可能です。電話はもちろんリモート会議などもこのまま参加できます。音楽聞くだけじゃなくて仕事にも使えちゃうなんて(購買意欲)
これだけつけて価格は・・
というわけで、これでお値段は1万円前半!
もちろん、追従してくるメーカーがさらに値段を下げてくる可能性は大いにありますが、現状での性能と価格のバランスではあれば日常使いに文句なしでお勧めできると思います。
Amazon価格の推移
価格は安定、というか人気が継続している(在庫が不稼働になりづらく安定している)ことが伺えます。値下げが行われたり、Amazon側で値下げ売り減らしに踏み込むような状況にはなっていません。
とりあえずしばらくはいつ買っても価格的な損はしないような状態です。(2021年3月現在のデータとなります)
ただ、こういうのは新商品リリースが見えてくると在庫投げ始めることもあります。一応ご注意ください。
姉妹機種も気になる
Anker Soundcore Liberty Air にはProじゃないモデルもあります。ただ、単に機能が劣るバージョンというわけではなく棲み分けがされいる模様。ちょっとスペックを見てみるとこんなところが違います。
・防水性能は妹のほうが上(IPX5、ProのほうはIPX4)
・対応コーデックがAAC / SBC /aptX
なんで妹機種のほうに高音質コーデックのaptXが搭載されていてProのほうには搭載されていないのかは謎です。
アクティブノイズキャンセルを載せなかった分、防水性能やコーデックに振り分けたのか。ただ単に下位機種じゃないよという意思表示なのでしょうか、そうなると俄然両方買いたくなってしまうのがガジェッターのサガですね・・。
罪深い
ちなみにこちらお値段1万円を切りますので、なおさらお買い求めやすい・・。こちらも検討してみては?。
というわけで、Soundcore Liberty Air 2 Proのエアレビューでした。皆様も快適なガジェットライフをお過ごしください。